運動の進め方

2023年度

1 司書職制度の実現を目標に掲げ活動します。  

  (1)東京の図書館の職員の実態を調査し、現行の司書資格者のあり方の問題点を明らかにします。

  (2)図書館友の会全国連絡会司書制度プロジェクトに参加し、共に司書職制度の確立に向けた取組をいたします。

2 東京の図書館の削減計画、資料費削減に反対し、図書館サービスの拠点と電子書籍や公開のための地域資料のデジタル化を含めた資料費の確保充実を求め、行政や議会に要望します。そのための実態調査や統計分析を行います。

3 指定管理者制度や委託、PFIなど図書館の「民営化」を広げないため、運動します。その一環として今年、図書館友の会全国連絡会から刊行された『ツタヤ図書館の広がりはなにをもたらしたか?市民がふりかえる10年』を報道、議員、行政などに広め指定管理者制度の問題点について共通認識を促します。

4 図書館に配置される受託会社社員・非正規職員の多くは低賃金・劣悪な労働環境で働いています。その待遇改善を関係団体と連携して求めていきます。また、学校図書館法に基づき、専門・専任・正規の学校司書の配置が実現するよう関係機関や議員に働きかけます。

5 都立図書館への司書職の採用・配置を求めて取り組みます。都立図書館の区市町村図書館への協力連携の復活充実に向けて働きかけます。

6 首長部局に図書館が所管されることに反対し、図書館法の精神が尊重され、国民の知る自由・学習する権利を保障する図書館の社会的な役割を果たせるよう必要な取り組みをします。

7 今年立ち上げたホームページを活用し、東京各地の図書館や運動団体の活動を紹介し、東京の図書館をめぐる問題を提起していきます。ホームページで、情勢に対する分析や議論を会員相互の情報や意見を交換しつつ進めていきます。

8 図書館友の会全国連絡会の活動を支え、全国的な動きに迅速に対応し多くの関連団体とも協力連携して、国や行政、関係機関への働きを強めます。

9 図書館存立の根幹である民主主義と世界平和のため日本国憲法を遵守し、改憲の動きに反対します。

10 活動方針にそって、学習会、討論会、講演会などの集会を行います。